福井県で注文住宅に使える補助金は? お得な家づくりノウハウ
2023/11/28
福井県で注文住宅に使える補助金は複数あります。今回はその中から「県産材を活用したふくいの住まい支援事業制度」について解説しています。補助金を利用するメリットや申請の流れについて把握しておくことが大切です。
福井県で使える注文住宅の補助金を利用するメリット
福井県で新築の注文住宅を購入しようとしている方で、補助金制度の利用も検討している方もいるかもしれません。補助金といっても国の制度、県の制度、市町村の制度があり、条件を満たしていれば利用が可能です。
補助金制度にはどんな種類があるのか、利用するメリットを理解しておくと、家を建てる際に役立ちます。
福井県注文住宅の補助金のメリット
住宅の新築・リフォームには補助金制度があり、利用することで資金を抑えられたり、足りない分の補填をしたりすることが可能です。
補助金を利用するメリットは、返済する必要がない点、また高額な支給金を得られる点にあります。
ただし、審査には時間がかかり、審査が通らない場合もあります。また、申請資料の制作など手間がかかる点がデメリットです。
補助金にも種類はさまざまで、国の補助金制度、都道府県の補助金制度、市町村の補助金制度があり、ここからさらに新築用やリフォーム用、各条件付き補助金制度があります。
福井県や福井県各市町村独自の新築住宅で利用可能な補助金制度は、次の2つです。
・【県】県産材を活用したふくいの住まい支援事業
・【市】ふくいの住まい支援事業
上述の補助金制度は一部で、他にもリフォームに特化した補助金制度などが設けられています。
福井県という土地柄に関して
福井県は、冬の間日照時間が少なく降水量が多い県です。海沿いのため雪雲がどんどんつくられるため降雪量が多く、多いときは北海道や東北などの豪雪地帯よりも多くなることもあります。
特に嶺北地方は、嶺南地方と比較すると雪が多い上に気温も低いのが特徴です。
福井県の注文住宅工務店の選び方
福井県で注文住宅を建てるなら工務店選びが重要になってきます。まず工務店を探す際に決めることは、自分がどんな家を建てたいのか、何を重視しているのかを明確にすることです。
また福井県は、冬場は厳しい寒さが続くため、気密性・断熱性には特にこだわらなければなりません。
そのため、福井県では木造建築を採用している工務店が多く、工法もさまざまです。
どの工法が自分の希望に合うのか、メンテナンスなどの保証はあるのか、しっかり調べて選ぶと工務店選びでの失敗を防げます。
「県産材を活用したふくいの住まい支援事業制度」とは?
福井県には、木造住宅の建設の際に利用できる補助金制度が交付されています。補助金制度は、対象条件や支援額に上限がありますが、いざ住宅を建てる際に便利です。コストを少しでも抑えたいという方は、利用を検討してみてもよいかもしれません。
概要
「県産材を活用したふくいの住まい支援事業」は、木造住宅の建築またはリフォームで利用できる補助金制度です。福井県産の木材を活用することで、地域の林業を活性化させることができ、森林整備も進みます。また、森林の再利用が可能になるため、地球温暖化防止活動への貢献ができるのも特徴です。
補助対象となる住宅は県産材柱を30本以上使用する住宅で、使用量は1㎥につき17,000円の計50万円が上限となっています。
また、越前瓦や越前和紙を使用した場合でも、補助金制度を利用できるのも、この補助金制度のメリットのひとつです。越前瓦の場合は10万円、越前和紙の場合は1万円以上10万円以内であれば補助の対象となっています。
事務所や店舗などと兼用する場合も居住面積が50%以上であれば、補助制度の利用が可能です。
申請の流れ
補助金制度を受領するには、いくつかの工程を経なければなりません。申込から受領までの流れをしっかり知っておくと、申込をする際に役立ちます。申し込みから受領までは以下の5つの工程があります。
➀申込書・各書類の提出
②中間確認(県産材の利用状況確認検査)
③申込内容変更・中止(変更・中止する場合のみ)
④交付申請書兼完了実績報告書
➀と④の工程では複数の書類の提出が必要です。提出期限などもあるため、詳しくは福井県の公式サイトで記載されているため、確認しておくとよいでしょう。
補助金の申請方法とは?工務店やハウスメーカーなどの対象条件
補助金制度の手続きは、基本的に購入主がしなければならないケースがほとんどです。そのため、申請の方法や注意点などきちんと把握しておくと、スムーズに手続きを進められます。申請から受領までの流れと合わせて覚えておくとよいでしょう。
福井県の注文住宅補助金の申請方法
県産材を活用したふくいの住まい支援事業をはじめとする補助金制度の申請は、通常自分で手続きをします。ただし、ふくいの住まい支援事業は必要書類に図面や建設計画概要書などが含まれているため、自分で申請するのかメーカー側がするのかが曖昧です。担当課または工務店やハウスメーカーの担当者に相談しておくと安心でしょう。
事情があり手続きを自分でできない場合は、工務店やハウスメーカーが代行してくれる場合もあるため相談しておくのがおすすめです。
また、県産材を活用したふくいの住まい支援事業は、工務店やハウスメーカーにも対象条件があるため、補助金制度の利用を考えている方は条件に合った工務店やハウスメーカーを選ばなければなりません。
工務店やハウスメーカーなどの対象条件
・県内に本社・支社または営業所を有している
・福井県税を滞納していない
・補助対象となる住宅部分について、本事業以外の資金援助を受けていない
補助金制度の利用を考えている方は、これらの対象条件すべてに当てはまる業者に依頼しなければなりません。また、この補助金制度は建築主・購入者が居住する住宅にのみ対象となるため、注意が必要です。
福井県や国土交通省のホームページを確認しよう
補助金制度は国だけでなく、福井県や各市町村独自の補助金制度も用意されています。補助金制度や助成金制度は、申請できる期間が決まっていたり、定員数が決められているケースもあるため、注意が必要です。利用を検討している場合は、家を建てる時期などをずらさなければならない場合もあります。
対象条件などの詳細は福井県や国土交通省のホームページの各ページで確認できるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
福井県で新築の注文住宅を考えている方へ、補助金制度の種類やメリット、福井県の特徴、工務店選びのポイントについて説明しました。
補助金制度を利用すると、住宅建設やリフォームに資金的な支援が受けられます。補助金のメリットは、返済の必要がなく、高額な支給金が得られることです。ただし、審査に時間がかかることや手続きの手間があることに注意が必要です。
また「県産材を活用したふくいの住まい支援事業」を利用する際には、申請から受領までの流れを把握し、対象条件を満たす工務店やハウスメーカーを選びましょう。 工務店選びの際には、自分の希望する家のデザインや工法を明確にし、福井県に適した気候条件に合った工務店を選ぶことが大切です。工務店の特徴を比較し、検討しましょう。