福井で注文住宅を依頼!木の家で使用する木材の種類や特徴
2023/12/21
木造住宅に欠かせない木材の種類と特徴を紹介します。ヒノキは防腐剤を含み、耐久性と耐水性に優れた建築に広く利用され、特有の爽やかな香りが魅力。スギは柔らかく、加工が容易で価格も手頃なため、構造や内装、建具に幅広く採用されています。クリは硬く丈夫であり、土台や水回りにも使用可能です。
床、梁、柱に用いられる木材も異なり、それぞれの部位に適した素材の特長があります。木造注文住宅を新築するには、専門業者の技術力や得意な素材、施工実績、担当者の知識と対応力を注意深く確認することが重要です。
木材の主な種類とそれぞれの特徴を理解しよう
木造住宅に使用される木材には、さまざまな種類のものがあります。例えば、ヒノキ、スギ、クリなどが一般的なものとして挙げられるでしょう。
こちらでは、木造住宅に使用される木材の主な種類とそれぞれの特徴について、詳しくご紹介いたします。
ヒノキ
ヒノキは天然の防腐剤を含んでおり、耐久性や耐水性に優れ、腐朽しにくい性質を持っています。そのため、ヒノキは古くから日本の伝統的な建築物に広く活用されてきました。
ヒノキの木材が放つ特有の爽やかな香りは、ヒノキの特徴的な特性のひとつであると言えるでしょう。また、ヒノキは加工性にも優れているため、淡い黄褐色や淡い紅色などの美しい木目を活かして、家具、構造材、内装材、建具材、デッキ材として使用されることも少なくありません。
スギ
スギは材質が柔らかく、加工も容易に行いやすいため、木造住宅において、構造材、内装材、建具材などで幅広く活用されています。
スギは成長速度が早いことに加え、日本には全国各地にスギ林があるため、他の木材と比較すると、価格を抑えられる可能性が非常に高いです。
クリ
クリの特徴のひとつとして、材質が硬く、丈夫であることが挙げられるでしょう。そのため、クリは住宅の土台として、古くから活用されてきました。
また、クリはシロアリなどの害虫に加え、湿気などの水分にも強い木材であるため、土台、床材、デッキ材だけではなくキッチンなどの水回りでの使用もまた可能です。しかし、成長速度が遅く、高価なクリが使用されることは現在はあまり多くはありません。
木の家に使われるのはどの木材?部位ごとに適した素材
一口に木の家と言っても、使用される木材や部位ごとに適した素材は大きく異なってきます。
こちらでは、床、梁、柱のそれぞれの部位に適した木材について、詳しくご紹介いたします。
床に使われる木材
床に使用される一般的な木材として、パイン、スギ、ヒノキ、ナラ、チーク、クリ、タモ、ウォールナット、バーチなどが挙げられます。
加工が容易に行いやすく、軽量なパイン、スギ、ヒノキは、日本では古くから活用されてきました。硬く、傷が付きにくいナラ、チーク、クリ、タモ、ウォールナット、バーチは特徴的な色合いや木目を持つものも少なくないため、頻繁に人が出入りする場所や個性的な印象を与えたい場合などに採用されることが多いです。
梁に使われる木材
梁に使用される一般的な木材として、スギ、ベイマツ、カラマツ、ジマツ、エゾマツ、レッドウッド(欧州アカマツ)などが挙げられます。
梁は屋根、床、柱などと一体化しており、建物全体および鉛直方向へかかる荷重を支えています。そのため、梁に使用する木材には、荷重や地震の際に発生する揺れに十分に耐えられる高い強度や優れた耐久性を持つ木材の選択が重要であると言えるでしょう。
柱に使われる木材
柱に使用される一般的な木材として、スギ、ヒノキ、ホワイトウッド、レッドウッド、ヒバ、マツなどが挙げられます。
柱は梁、桁、胴差しなどの荷重を土台や基礎に伝える役割を果たしています。また、これに加え、地震の際に発生する揺れや風などの水平方向にかかる圧力に抵抗する役割をも担っているため、木の家において、柱が太く、耐震壁とのバランスが取れた柱の存在は決して欠かせません。
素材を活かした建築ができる専門業者に依頼しよう
ご自身やご家族のこだわりが詰まった理想的な木造注文住宅の新築を実現したいのであれば、技術力に優れたご希望通りの建築が行える専門業者の選択が非常に大切です。
こちらでは、福井県で木造注文住宅の新築をご検討中の方に向けて、新築を依頼する専門業者を選択される際に注意すべき点について、詳しくご紹介いたします。
豊富な種類の素材が活用できるか
木造注文住宅には、さまざまな種類の素材が活用されることが一般的です。なお、業者により、得意としている素材は大きく異なってきます。
使用したい素材が明確に決まっている場合や使用する素材にまでこだわりたい場合などは、新築を依頼する予定の業者が得意としている素材、および豊富な種類の素材の活用が可能であるのかを、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
理想の木造住宅に近い施工実績があるか
ご自身やご家族のこだわりが詰まった理想的な木造注文住宅の新築を実現したいのであれば、新築を依頼する予定の業者が過去に手掛けた実績を確認し、理想の木造住宅に近いものがあるのかを確認するとよいでしょう。
これは、一口に木造住宅と言っても、和風、洋風、シンプル、モダンなどさまざまなデザインのものがあり、業者により、得意としているデザインや構造などが大きく異なってくるためです。なお、業者の施工実績は業者のホームページ、パンフレット、住宅展示場、見学会などで確認できます。
担当者の知識と対応力に満足できるか
木造注文住宅に限らず、住宅を新築される場合、一緒に家づくりを行ってくれる担当者の方の存在は決して欠かせません。
家づくりを後悔してしまわないためにも、こだわりが詰まった理想的な木造注文住宅の新築を実現させるためにも、担当者の方が持つ知識量や対応の仕方に満足できるのかといった総合的な判断および確認は非常に大切です。
注文住宅で木材を選ぶ4つのポイント
ここからは、注文住宅で木材を選ぶポイントを、4つにまとめて解説します。
- 耐震性は十分か
- シロアリに強いか
- カビや腐食に耐性はあるか
- コストにあうのか
耐震性は十分か
耐震性が十分あるかは、注文住宅で木材を選ぶポイントの1つです。
木は、硬さとしなやかさを併せ持つものの、自然に生えるため個体差が大きくなります。たとえ同じ樹種だとしても、強度が違うのです。
そこで、木材の強度性能や品質を見極めるために『JASマーク』を確認することが欠かせません。目視に加えて検査を行い、合格した木材に対してJASマークを付けて出荷や販売が認められます。
注文住宅でも木材選びにはJASマークがあり、施工箇所に相応しい樹種を選ぶことが不可欠です。
シロアリに強いか
シロアリに強いのかどうかも、注文住宅で木材を選ぶポイントの1つです。いくら強度の高い木材を選んだとしてもシロアリの被害に合えば、耐震性は下がります。
シロアリは木材の栄養と水分を摂取するため、湿度の高い浴室や床下の被害が多くでます。ただし、繁殖力も高く食欲も旺盛なため、浴室のみならず家全体の木材を食い散らかすことも珍しくありません。
そこで、シロアリ被害を減らすには香りが強くかつ堅い木の特徴を持つスギ・ヒノキ・イヌマキなどの木材を選ぶことが賢明です。施工箇所に合わせて、最適な木材を選択すると長期的に安心して暮らせる家を建てられます。
カビや腐食に耐性はあるか
カビや腐食性に耐性があるのかどうかも、注文住宅で木材を選ぶポイントの1つです。
シロアリ被害に続き、多湿な日本ではカビや腐食に対しても注意を払う必要があります。
湿気によりカビが生えたり腐食すると、木材は脆くなります。
そのため、木材を十分に乾燥させたり、表面を焼くといった処理を行うことで耐久性を上げているのです。ただし、樹種により木材の耐久性は異なります。
たとえば、ヒノキ・ヒバ・ケヤキは耐久性が高い木材として有名です。木材の耐久性も考慮に入れて、樹種を選ぶことをおすすめします。
コストにあうのか
コストにあうのかどうかも、注文住宅で木材を選ぶポイントの1つです。
注文住宅の建設費では、木材費の占める割合が10〜20%とも言われています。木材の強度やシロアリ被害に加えて耐久性も踏まえると、使いたい木材は限定されます。
良質で適切な木材を使うと長期的に安心した家を建てられるものの、費用も増えるのです。建設費を考慮に入れて、木材にどのくらいの予算をかけるのかを考え、自分にあう木材の選定が欠かせません。
福井で木材にこだわり注文住宅を建てる際のおすすめ工務店2選
ここからは、福井で木材にこだわり注文住宅を建てる際のおすすめ工務店を、2つ紹介します。
- 旭木材工業株式会社
- 株式会社髙倉木材
旭木材工業株式会社
出典:旭木材工業株式会社
項目 | 詳細 |
会社名 | 旭木材工業株式会社 |
所在地 | 福井県三方上中郡若狭町鳥浜40−13−7 |
設立年 | 昭和23年 |
対応エリア | 若狭町・美浜町・敦賀市・小浜市 |
公式サイト | https://asahi-mokuzai.com/ |
旭木材工業株式会社は、創業以来70年以上にわたり、木材にこだわり続けた工務店です。
製材所からのノウハウを活かし、最適な木材を効率的に使うことで、希望に沿う住まいづくりを提案します。
福井で木材にこだわり住まいを建てたい人は、旭木材工業株式会社に相談しましょう。
なお、下の記事では旭木材工業の評判や口コミを詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
口コミ
”フローリングの素材や間取りにこだわって要望が叶ったお家ができてよかったです。 引き渡し後も追加で相談しても、柔軟に対応していただき 住んでから気づいた点があっても連絡するとすぐ伺ってくれました。 最初は床暖房にしようと考えていましたが、その後のメンテナンスの心配もあり 旭木材さんの基礎断熱にすることで床が冷たいこともなく今も快適に過ごせています。”
引用:旭木材工業株式会社
施工事例
出典:旭木材工業株式会社
猫と快適に暮らせるように、リビングにキャットウォークを設置した家です。上げ間の畳には、ペット畳を採用して汚れてもすぐにきれいにできるといった工夫をしています。
猫とともに快適に暮らす工夫を取り入れるため、旭木材工業株式会社なら相談に応じてもらえて、納得できる家を建てられる環境が整えられているのです。
株式会社髙倉木材
出典:株式会社髙倉木材
項目 | 詳細 |
会社名 | 株式会社髙倉木材 |
所在地 | 福井県福井市西方1-5-20 |
設立年 | 昭和52年 |
公式サイト | https://f-takakura.co.jp/ |
株式会社髙倉木材は、75年にわたり材木店として地域に密着してきた工務店です。
木の専門家ならでは知恵と技術で、希望に沿った家づくりを提供しています。木にこだわりも持ち、福井で家を建てたいなら、株式会社髙倉木材も検討しましょう。
口コミ
”高倉さんは分からないことがあっても、何度でも丁寧に相談にのってくださり、思い描いた以上の住まいを一緒に作ってくださいました。本当にありがとうございました。”
引用:株式会社髙倉木材
施工事例
出典:株式会社髙倉木材
木の温かさに触れながら子育てするために木育を意識した家です。
木育とは、木とふれあい木と生きるための活動を指します。木から自然のあり方を学び、豊かな心を育むことを期待しつつ、居心地の良い家を実現しました。
株式会社髙倉木材なら、木の専門家として暮らしやすくするため、デザインや間取りに対してアドバイスをもらえるのです。
木造住宅に使用される主な木材の種類とその特徴について紹介しました。ヒノキは天然の防腐剤を含み、耐久性と耐水性に優れ、独自の香りがあります。スギは柔らかく、加工が容易で価格が手頃。クリは硬く、丈夫で水分や害虫にも強く、土台や床、デッキに利用されます。床にはパインやスギが使われ、柔らかい木材が一般的。梁にはスギやベイマツが利用され、強度と耐久性が求められます。柱にはスギやヒノキが選ばれ、耐震性と強度が特に重要です。 木造注文住宅を新築する際には、業者の得意な素材や施工実績、担当者の知識や対応力を確認することが大切です。