注文住宅でも騒音対策は必要?外部からの騒音を軽減する高気密施工事例
2024/04/18
戸建て住宅でも騒音問題が発生し、空気伝搬音、固体伝搬音、両方の混合音が原因です。戸建てはマンションより騒音の心配が少ないが、都市部や交通量の多い地域では影響があります。NORQ HOMESの注文住宅は高気密で外部音を軽減し、快適な生活を提供します。線路近くの住宅では高気密性と吸音性に優れた断熱材を使用し、外部の電車の音を軽減しています。
戸建て住宅でも騒音問題は起こる~原因は?
コンクリートの壁で仕切られているマンションと比較すれば、戸建て住宅の騒音問題は起こりにくい傾向にあります。しかし、戸建て住宅でも騒音問題はゼロではありません。騒音は、空気伝搬音、固体伝搬音、空気伝搬音と固体伝搬音が混ざった音の3つに分類されます。
◇戸建てでも騒音が起きる
マンションはコンクリートの壁で仕切られているため、生活音が響くことがよくあります。一方、戸建て住宅は敷地で区切られているため、マンションより騒音の心配はそれほどありません。しかし、騒音は生活音だけではないため、道路や線路に面している場合や繁華街に近い場合は、騒音が起きやすいため騒音対策が必要です。
◇騒音の種類
騒音には、主に空気伝搬音、固体伝搬音、そして両方を含む音があります。空気伝搬音は、声やテレビの音、車のエンジン音、さらにはペットの鳴き声など、空気を通じて振動が伝わる音です。
一方、固体伝搬音は、床や壁、家具などの物体が振動し、それによって発生する音です。例えば、物が床に落ちたり、壁にぶつかったりしたときの音、足音、ピアノの音などがこれに該当します。
そして、空気伝搬音と固体伝搬音が組み合わさった音もあります。この場合、振動が空気を通じて耳に届くと同時に、壁や床などの物体からも響いてくるため、より強い騒音となります。例えば、工事現場の作業音、洗濯機の稼働音、トラックの騒音などがこれに該当します。これらの異なる種類の騒音は、日常生活や環境において様々な影響を与える可能性があります。
注文住宅を建てる際に騒音対策を行う
騒音が起きやすい地域に注文住宅を建てる際は、騒音対策を考慮して住まいを設計することが大切です。騒音対策をする方法としては、気密性・断熱性を高める、屋根、窓、間取りに工夫を施すなどがあります。
◇高気密・高断熱
気密性は熱の移動を少なくする性能、断熱性は熱の出入りを遮る性能のことですが、遮音性の効果も得られます。高気密・高断熱で騒音対策をする方法は、近隣住宅の生活音が気になるときに効果的です。気密性と断熱性を高める方法には、隙間に気密処理を行う、断熱材を施工するなどがあります。
◇屋根
一般的に、分厚くて重い瓦が最も防音性が高く、スレートや金属屋根(ガルバリウム鋼板)は防音性が低いとされています。スレートや金属屋根を採用する場合は、屋根裏に断熱材を設置するなどの防音対策が必要です。防音性が付随している屋根材を採用することでも、騒音対策ができます。
◇窓
壁が厚いのに走行音や近隣の生活音が気になる場合は、窓の防音性が低いことが原因と考えられます。アルミサッシと単板ガラスの組み合わせは安価で人気がありますが、防音性が低いのがデメリットです。騒音対策には、樹脂サッシが適しています。
◇間取り
間取りによって、家族や隣人の生活音に悩まされることもあります。特に避けたい間取りが、リビングの真上に子ども部屋を配置する間取り、寝室の隣にトイレやお風呂場を配置する間取りなどです。
北陸の気候を知るNORQ HOMESの家
NORQ HOMESは福井県にある工務店で、自由度の高いデザイン性に優れた注文住宅を提案しています。断熱性と気密性に優れているため、快適で光熱費の負担が少ない住まいを実現できます。
◇概要
NORQ HOMESは2013年に設立した福井県の工務店です。「比類なき高性能・高品質 暮らしやすさをデザインした家」をコンセプトに、注文住宅を手掛けています。NORQ HOMESの家の主な特徴は、次のふたつです。
◇自由設計
NORQ HOMESは自由設計が売りで、理想の住まいを形にできます。自由度の高い注文住宅は、予算オーバーになりやすいのがデメリットですが、NORQ HOMESでは機能性、デザイン性、コストのバランスを考慮した住まいを提案しているのも特徴です。自社施工で経費を抑えることにより、リーズナブルな注文住宅を可能にしています。
◇高断熱・高気密
北陸の気候を熟知したNORQ HOMESの家は、充填断熱と外張断熱を組み合わせいるのが特徴で、断熱等級7(Ua値0.26)とHEAT20のG3を満たす断熱性能と、高い透湿性能を誇ります。ダクトレス熱交換換気システムエクリアを採用していて、気密性も北海道レベルです。高断熱・高気密の住まいは、1年を通して快適に過ごせるだけでなく、光熱費を削減できるメリットもあります。
高気密で騒音問題を解消した施工事例
NORQ HOMESの提案する住まいは高気密なため、線路に近くても電車の音を気にせず快適に過ごせます。生活動線を意識した設計で、家事の効率が図れるだけでなく、将来的なライフスタイルの変化にも対応可能です。
◇高気密で外の音が気にならない家
線路の近くに建設した注文住宅です。気密性を高め、吸音性に優れた断熱材を採用して騒音対策をしているため、電車が通過しても音が気になりません。外観はダークな色合いで、内装は白を基調とし木材をふんだんに使用することで、落ち着いた住まいに仕上がっています。
光が入りづらいエリア設置しているペンダントライトが、大人のバーのようなインダストリアルな雰囲気を醸し出しています。
◇玄関の吹き抜けで開放的な家
徹底的に断熱性にこだわり、断熱等級7を実現した注文住宅です。HEAT20のG3を満たす気密性も兼ね備えているため、年間を通じて心地よい快適な温度を保てます。玄関の吹き抜けは2階部分とのつながりを生み、玄関も明るくなって開放的な家を実現できました。
家事の効率と高齢者になったときのライフスタイルの変化を考慮し、水回りを一箇所に集めた間取りも特徴的です。
戸建て住宅でも騒音問題が発生する場合があり、その原因は空気伝搬音、固体伝搬音、両方が混ざった音の3つに分類されます。マンションと比較すると戸建ては騒音の心配が少ないですが、道路や繁華街に近い場所では騒音が発生しやすいです。
騒音には、声やテレビの音などの空気伝搬音、床や壁が振動する際に発生する固体伝搬音、そして両方が組み合わさった音があります。騒音問題を解決するため、気密性と断熱性を高めることや、屋根材や窓の選択、間取りの工夫が必要とされます。
NORQ HOMESの注文住宅は高気密で外部の音を軽減し、快適な居住空間を提供しています。例えば、線路近くに建設した住宅では、気密性を高めて吸音性に優れた断熱材を使用し、外部の電車の音を軽減しています。また、玄関の吹き抜けを活かした開放的な設計や、水回りを一箇所に集約する間取りなど、家族のライフスタイルに合わせた設計も特徴的です。