29坪の敷地に2世帯住宅は可能?デザインにもこだわる施主も納得の注文住宅
2024/05/28
ミサワホームの提案する二世帯住宅は、収納不足とプライバシーの問題を解決するため、蔵やスキップフロアが活用されています。施工事例では、29坪の敷地に3階建2世帯住宅を建て、各階を明確にゾーニングすることで快適な生活を実現しました。また、ビルトインガレージ上に設置された「蔵」は、家族5人でも余裕が持てる収納力を提供しています。
29坪の敷地にこだわりの注文住宅を建てたい
母親の築30年の家を建て替える際、Hさんは母親との同居を決め、二世帯住宅を建てることに挑戦しました。収納力、通風、採光、庭の設置などが主な要望です。二世帯住宅には、完全分離型、部分共有型、完全共有型の種類があり、家族の形態やニーズに応じて選ぶ必要があります。
◇難しい条件から始まった家づくり
母親が暮らす築30年の木造住宅を建て替えることを契機に、Hさんは母親との同居と二世帯住宅を建てることを決意しました。
敷地面積の全国平均は約37坪のため、約29坪の土地の二世帯住宅を建てることは簡単ではありません。それでも、Hさんは、2世帯3世代、家族5人が快適に暮らせる家を建てるために、さまざまな要望を出しました。
主な要望は、3階建て、たっぷりの収納、通風と採光のよさ、庭の設置、デザイン性などです。ミサワホームを選んだ理由は、収納力のある蔵と高いデザイン性、営業担当者の真摯な姿勢でした。
◇二世帯住宅の種類
二世帯住宅にはさまざまな種類があり、家族の形態やニーズに合わせて選ぶ必要があります。
・完全分離型
玄関、風呂、トイレ、台所、リビングなどが2世帯それぞれにあるタイプです。建物を上下階または左右で分けて、完全に別々に生活します。
・部分共有型
玄関や風呂など住まいの一部を共有するタイプです。ゆるやかに分けて生活するため、プライバシーと家族の関係性のバランス取りやすいメリットがあります。
・完全共有型
風呂、トイレ、台所、リビングなどすべて共有するタイプです。建築費用を最も安く抑えられます。
住宅性能の低い3階建て住宅は要注意!
3階建ては、狭い敷地でも十分な住居スペースを確保できるメリットがありますが、いくつかの注意点があります。最上階は外気の影響を受けやすく、耐震性が劣る可能性があるため、住まいを設計する際は対策が必要です。
◇最上階は外気温の影響を受けやすい
3階建て住宅は、フロアが縦に重なっているため、下の階と上の階で温度差が生じやすくなります。特に最上階の3階は、外気温の影響を受けやすく暖かい空気が上がりやすいため、室温が上昇しやすいのが難点です。
ただし、工法や建材の進化により、一昔前のように、大きな寒暖差があることは少なくなっています。それでも、夏場は他の部屋に比べて室温が上がりやすいため、エアコン効率を上げるために断熱性を高める、トリプルガラスを採用する、シーリングファンを設置するなどの工夫が必要です。
◇耐震性に不安
3階は地震の揺れを感じやすく、小さい地震でもかなりの揺れを感じることもあります。特に、生活に必要な床面積を確保するために、縦にスペースを広げた3階建ての狭小住宅は、不安定で耐震性を確保するのが難しくなります。
3階建ての住居を建てるときは、安全性を確保するために、壁を強くしたり免震工法や制御装置などを採用したりして、耐震性を高めることが重要です。
ミサワホームの提案する2世帯住宅
二世帯住宅を建てる際の要望には、収納スペースの設置、プライバシーやひとりの時間の確保、生活費の折半などがあります。住み始めてから気付くこともあるため、家族で話し合いして要望をまとめ、設計に反映させることが大切です。ミサワホームの蔵とスキップフロアは、収納力不足とプライバシーの問題を解決するのに役立ちます。
◇二世帯住宅の要望は様々!ニーズに合わせてプランを選択
二世帯住宅の悩みは間取りで解決できることも少なくありませんが、住み始めてから気付くこともよくあります。二世帯住宅を建てる際の主な要望は、お互いのプライバシーを確保したい、ひとりになれるスペースがほしい、生活費を折半したいなどです。
二世帯住宅の種類で、同居スタイルも違ってきます。完全分離型は気兼ねなく暮らせ、部分共有型はメリハリのある暮らしを実現できます。完全共有型は、家族がいつも一緒で助け合えるのがメリットです。
それぞれの違いを理解し、二世帯住宅の種類を選ぶことが重要です。
◇程よい距離感と収納不足を解消
二世帯住宅で問題になるのが、収納スペースとお互いの距離感です。ミサワホームの蔵は、4世代分のものを収納できる収納力を誇り、0.5階分のスキップフロアで程よい距離感を保てます。
また、ミサワホームの住まいは高精度の木質パネルや高性能ガラスが標準仕様で断熱性に優れ、制震装置MGEOで耐震性を高めているため、狭い敷地に建てた3階建てでも、快適で安全な暮らしを実現できます。
希望を叶えた3階建ての2世帯住宅の施工事例
ご紹介いたします。29坪という限られた敷地に建てられたミサワホームの施工事例は3階建2世帯住宅で、ビルトインガレージ上の「蔵」を作ることでゆとりを実現しました。各層を世帯別で区切ることで、お互いのプライバシーを守りつつ家族の絆を育める住まいです。
◇各階数でスペースを区切って快適な2世帯住宅
1階を親世帯ゾーン、2階を共有のパブリックゾーン、3階を子世帯ゾーンと明確にゾーニングしています。中間に共有のパブリックゾーンがあるため、それぞれのプライベートな時間を確保でき、生活音が響く心配も少なくなります。
2階は、リビングダイニングのみに使用していて、大きな開口の奥にはルーフバルコニーもあるため、大家族が集まれる十分な広さがあります。二世帯住宅のトラブルもなく、建ててから2年以上経過しても充実した毎日を送っています。
◇家族5人でも余裕が持てる「蔵」の収納力
大家族は、部屋や玄関が私物や靴で溢れかえってしまうのが、悩みのひとつです。この問題を解決するために、ビルトインガレージの上に家族5人でも余裕が持てる「蔵」と、モデルハウス見学の際に気に入った家族専用のシューズクロークを設置しました。どちらも、使うほどに機能性の高さを実感しています。
Hさんは母親との同居を決意し、29坪の敷地に二世帯住宅を建てることに挑戦しました。主な要望は収納力、通風、採光、庭の設置でした。二世帯住宅の種類には、完全分離型、部分共有型、完全共有型があり、家族の形態やニーズに応じて選ぶ必要があります。
3階建て住宅は、外気温の影響を受けやすく耐震性にも不安がありますが、工法や建材の進化により対策が可能です。
ミサワホームの提案する二世帯住宅は、収納不足とプライバシーの問題を解決するため、蔵やスキップフロアが活用されています。
施工事例では、29坪の敷地に3階建2世帯住宅を建て、各階を明確にゾーニングすることで快適な生活を実現しました。また、ビルトインガレージ上に設置された「蔵」は、家族5人でも余裕が持てる収納力を提供しています。