福井で高気密・高断熱の注文住宅を依頼!工務店の魅力や選び方
2023/12/21
福井で高気密・高断熱の注文住宅を建てるメリットは、部屋ごとの温度差が少なく、光熱費の節約できる点です。一方、デメリットは夏場の蒸し暑さや湿度管理、建築費用の高さです。地元の工務店を選ぶことで、コストパフォーマンスやアフターケアが期待できます。
健康的な住環境を実現する高気密・高断熱の家とは?
高気密・高断熱の住宅は、部屋ごとの温度差が少なく、冬の寒い時期でも快適に過ごせるため、光熱費の節約にもつながります。
◇部屋ごとの温度差が少なくなる
高気密・高断熱住宅は、隙間を最小限に抑えることで、室内の温かさが外に逃げにくくなります。その結果、室内の温度差が小さく、快適な居住空間を実現します。
具体的には、高気密・高断熱住宅では、リビングとトイレの温度差がわずか0.2度であることが調査で示されています。一方、気密性や断熱性が低い住宅では、同じ条件下でリビングとトイレの温度差が5度にも達します。
加えて、室内の温度の安定性は気温の変化による血圧の上下に影響を与え、心臓疾患のリスクを軽減する効果もあります。
◇冬の寒い時期でも快適に過ごせる
睡眠前に暖房を切った場合でも、高気密・高断熱住宅では室内の暖かさが外に逃げにくく、室温の低下も緩やかになります。調査によると、高気密・高断熱の家では、朝5時の寝室の温度が15.4度であるのに対し、断熱性能の低い家では10.2度と、5度もの温度差が確認されています。
そのため、高気密・高断熱の家では冬の寒い時期でも快適に過ごせ、暖房に過度に依存する必要がありません。
◇光熱費の節約につなげられる
高気密・高断熱の注文住宅は、光熱費の削減にも役立ちます。具体的には、室内温度を20度に設定した場合、高気密・高断熱の家の年間暖房費は約1.1万円であるのに対し、断熱性能の低い家では約4.6万円になるという調査結果があります。
高気密・高断熱住宅は冬暖かく夏の暑さが課題
高気密・高断熱住宅は、冬の暖かさと光熱費の節約に優れている一方、夏場の暑さや乾燥、建築費用の高さがデメリットとして挙げられます。
◇夏場ににおいや熱気がこもる
高気密・高断熱住宅は、ヒートショックのリスクを軽減し、年間の暖房費を数万円削減できるという利点がありますが、いくつかのデメリットもあります。
例えば、夏季には室内に熱気がこもることが問題となります。高気密・高断熱住宅は室内の空気を外に漏らさないため、夏の暑さが室内に閉じ込められ、蒸し暑く感じることがあります。また、空気が外に逃げにくいため、室内のにおいが溜まりやすいという欠点もあります。
◇空気が乾燥しやすい
高気密・高断熱の住宅では、常に換気システムが稼働しているため、空気が乾燥しやすく湿度の管理が必要です。そのため、湿度管理に加湿器を使用することが一般的です。
◇建築費用が高額になる場合が多い
従来の住宅を高気密・高断熱住宅に改造するには、床、壁、天井などを断熱設計に変更する必要があります。また、窓を二重窓にするなどの対策も求められます。さらに、高気密・高断熱住宅の導入を支援するために、節税制度や補助金制度も整備されています。
高気密・高断熱の家を建てる際に注意すべきポイント
高気密・高断熱の家では、24時間換気が重要で、空気循環を保つため換気システムが必須です。また、窓は小さくなる可能性があり、使用できる暖房器具は限られ、特に石油ストーブは推奨されません。結露やカビの発生を防ぐため、室内干し時は除湿に注意が必要です。
24時間換気を行う
高気密・高断熱の家を建てる際には、24時間換気の実施が重要なポイントの一つです。快適な住環境と健康を保つためには、常時換気が不可欠です。気密性が高いため空気循環が滞ると、室内が汚れやすくなり、ホコリやアレルギー物質による健康リスクが高まります。
そのため、高気密・高断熱住宅には24時間換気システムの導入が義務付けられています。操作は簡単ですが、定期的なフィルターの交換や、瞬停・停電時にはシステムが停止するため、復旧後には再度稼働させる必要があります。
窓が小さくなることがある
高気密・高断熱の家を建てる際には、窓が小さくなる可能性があることが重要な注意点の一つです。高気密・高断熱を維持するためには、窓を小さくしたり、数を減らしたりすることが求められる場合があります。窓サッシを通じて外気の熱が伝わりやすく、隙間から外気が侵入しやすいため、窓は熱の通り道になってしまいます。
多くの人が明るい室内を求めて大きな窓を設置したいと考えますが、高気密・高断熱の観点からは、窓を小さくし、数を少なくする必要があることを理解しておくべきです。
使える暖房器具が限られる
高気密・高断熱の家を建てる際には、使用できる暖房器具が制限されることも重要な注意点です。特に石油ストーブの使用は推奨されません。気密性が高いため、一酸化炭素中毒のリスクや水蒸気の発生による結露が生じる可能性があります。
石油ストーブを使う際には、24時間換気だけでは十分な換気が確保できず、不完全燃焼が起こりやすくなります。また、結露が発生すると、壁や木材が腐食する危険性も増します。
健康への影響や住宅の損傷を考慮すると、高気密・高断熱の家ではエアコンの使用が望ましく、他の暖房器具を利用する際には十分な注意が必要です。
結露・カビに留意する
結露やカビに留意することは、高気密・高断熱の家を建てる際の重要なポイントの一つです。高気密・高断熱住宅は基本的に結露しにくい構造ですが、室温や湿度が大きく変動すると結露やカビが発生する可能性があります。
特に注意が必要なのは、室内での洗濯物の干し方です。洗濯物を干しても室温は大きく変わらないものの、湿度が上昇します。そのため、結露やカビの発生を防ぐためには、室内干しの際に適切な除湿を行ったり、暖房器具を利用することが重要です。
高気密・高断熱住宅依頼は工務店がおすすめ
福井県では、地域密着型の工務店が高気密・高断熱住宅の施工に適しています。コストパフォーマンスに優れ、地域に適した注文住宅を依頼できますが、品質や保証内容を十分確認しましょう。
◇コストパフォーマンスに優れる
高気密・高断熱住宅の施工を依頼する際、福井県の地域密着型工務店は大手ハウスメーカーと比べてコストパフォーマンスに優れています。
大手ハウスメーカーは、テレビや新聞などの広告費、技術開発費、人件費に多額の支出があり、その分を施工費に上乗せしています。一方で、地域密着型の工務店は広告費などの無駄なコストが抑えられているため、施工費用も低くなる傾向があります。
◇地域に適した注文住宅を依頼できる
地域密着型工務店は、地域社会との密接な関係を築いており、地元での評判も高いため、トラブルや相談が発生した際にも迅速かつ柔軟に対応してくれます。地域の特性や規制に詳しいため、建築プロジェクトをスムーズに進める手助けができます。
また、一般的に小規模な事業者が多いため、フットワークが軽く、アクセスも容易です。建築後のリフォームや増築など、ちょっとした相談も気軽にでき、自宅から近いことで緊急時の対応も迅速です。
さらに、地域密着型工務店は地元の気候や規制、土地の特性に精通しています。この知識を活かして、地域に適した設計や材料の提案が可能で、建物の耐久性や省エネ性を向上させることができます。
信頼とアフターケアも地域密着型工務店の強みです。長期的な信頼関係を築き、建設後も信頼できるアフターケアを提供することで、建物のメンテナンスやリフォームに対応し、あなたの家を長持ちさせ、快適な住環境を維持します。
◇品質や保証内容を十分確認する
注文住宅を購入する際、品質や保証内容の確認は非常に重要です。大きな投資を行うため、不具合が発生した場合に備えたしっかりとした保証が必要です。
まず、法的に義務付けられた保証があります。新築住宅の売主は、住宅の主要構造部分について10年間の瑕疵担保責任を負います。瑕疵とは、契約で定められた内容や社会通念上必要とされる性能が欠けていることを指します。この瑕疵担保責任により、不具合があった場合、最大2,000万円までの補修費用が支払われる保険制度が存在します。これにより、どの建築会社で家を建てても、最低10年間の保証が受けられます。
一方、建築会社独自の保証も存在しますが、その内容は各社で異なります。一部の会社は保証を充実させて安心感を提供している一方で、他の会社は最低限の保証にとどまることもあります。建築会社を選ぶ際には、保証内容をしっかり確認することが重要です。
福井で高気密・高断熱の注文住宅を建てる際におすすめの工務店2選
ここからは、福井で高気密・高断熱の注文住宅を建てる際におすすめする工務店を、2つ紹介します。
- 旭木材工業株式会社
- 株式会社増田材木店
旭木材工業株式会社
出典:旭木材工業株式会社
項目 | 詳細 |
会社名 | 旭木材工業株式会社 |
所在地 | 福井県三方上中郡若狭町鳥浜40−13−7 |
設立年 | 昭和23年 |
対応エリア | 若狭町・美浜町・敦賀市・小浜市 |
公式サイト | https://asahi-mokuzai.com/ |
旭木材工業株式会社は要望や希望のヒアリングを行い、納得のいく間取りになるようにアドバイスをする工務店です。
後悔がないように何度も打合せをするため、希望を叶えやすくなります。福井で高気密・高断熱の注文住宅を建てたいなら、旭木材工業株式会社に相談しましょう。
なお、下の記事では旭木材工業の評判や口コミを詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
口コミ
”1Fの寝室にはまだエアコンはつけず、リビングのエアコンで快適に過ごしています。 住んでいて気になるところやわからないこと、 追加でしたいことを相談するとすぐに家まで来てくれますし、 メンテナンスもしっかりしてくれます。 どなたにでもおすすめできる会社です。”
引用:旭木材工業株式会社
施工事例
出典:旭木材工業株式会社
旭木材工業株式会社の基礎断熱と空気循環システムを導入した家です。
家全体の室温を一定に保つため、吹き抜けやスキップフロアを採用した結果、空間の広さを感じられます。
株式会社増田材木店
出典:株式会社松田材木店
項目 | 詳細 |
会社名 | 株式会社松田材木店 |
所在地 | 福井県福井市川尻町41-65 |
設立 | 50年以上前 |
公式サイト | https://m-kikubari.jp/ |
株式会社松田材木店は、8畳用エアコン1台で家中を室温25℃前後を維持できるほどの高気密・高断熱性能に優れた工務店です。
電気代の節約になるうえに、家中の温度差が少ないため健康的な生活が送れます。福井で高気密・高断熱の家を建てるなら、株式会社松田材木店も検討しましょう。
口コミ
”こんな感じ初めてです”
引用:株式会社松田材木店
モデルハウスに見学にくると、この会社は違うと感じるお客様が多いようです。すべての問題点を伝えるため、お客様は驚くそうです。
施工事例
出典:株式会社松田材木店
天然の調湿素材である無垢材を利用し、湿度50%前後を維持できる家です。
肌やのどの乾燥を防げるため、健康的に過ごせます。また、自然光がたくさん入りやすいようにリビングに大きめの窓を採用しながらも、高気密・高断熱を実現しているのです。
福井で注文住宅を建てる上で、高気密・高断熱の注文住宅は数々の魅力を持っています。まず、部屋ごとの温度差が少なく、冬の寒い時期でも快適に過ごせるため、光熱費の節約にもつながります。高気密・高断熱の住宅は隙間を減らし、室内の温かさが外に逃げにくく、室内の温度差も少ないため、快適な環境を提供します。例えば、リビングとトイレの温度差がたったの0.2度という調査結果もあります。また、冷暖房費用を節約するだけでなく、室内の温度安定性が心臓疾患のリスクを軽減する助けにもなります。
一方で、高気密・高断熱住宅にはデメリットも存在します。夏場には室内に熱気がこもり、蒸し暑く感じることがあるため、適切な冷房が必要です。また、湿度管理が必要であり、加湿器の利用が一般的です。建築費用も高くつくことがあるため、予算に余裕を持って計画する必要があります。
高気密・高断熱の住宅を建てる際には、地元の工務店を選ぶことがおすすめです。地域に密着した工務店は、コストパフォーマンスが良く、地域に適した設計と建材を提供します。信頼性の高い工務店は、アフターケアにも力を入れ、建物のメンテナンスやリフォームに対応します。ただし、品質と保証内容を十分に確認することが大切です。法的に義務付けられた保証と建築会社独自の保証を比較し、自分のニーズに合った選択をすることが、満足度の高い住宅を手に入れる鍵となります。