福井で実現!製材所からスタートした工務店ならではの木造注文住宅
2023/11/28
福井で木造注文住宅の建築を検討する際、製材所からスタートした工務店など、木材を熟知した住宅メーカーへの依頼も検討するとよいでしょう。木の魅力を感じられる家づくりを実現するために、木材の特性を理解し、信頼できる住宅会社を選ぶことは重要です。
木造注文住宅にこだわるのなら、木材の特性や日本の木造注文住宅建築の問題点を理解することも必要です。日本の建築業界における木材の事情を理解することで、理想の木造注文住宅建築のための道筋も見えてくるでしょう。
安心・安全な注文住宅のために木材から考えよう
注文住宅には無垢材と集成材の2種類の木材が使われています。
これらの木材はカナダ、アメリカ、マレーシア、インドネシア、欧州、ロシアから輸入されており、日本はおよそ7割を海外から輸入した木材に頼っているのが現状です。
注文住宅で使用される木材の種類
注文住宅では、無垢材と集成材の2種類の木材が使われます。
無垢材とは
無垢材は丸太から切り出した木材で、自然な色合いや木本来の肌触りを感じられるのが特徴です。調湿性能がある一方で、強度にはばらつきが見られることから構造体への採用には品質管理が求められます。
無垢材は木本来の温かみが感じられるため、床材や天井に採用されることが多いです。特に床材についてはより柔らかい肌触りとするために、ケヤキやクリといった硬い広葉樹よりも、スギ・ベイマツ・ラディアタパイン・ヒノキといった柔らかい針葉樹が使われます。
また無垢材は梁や柱といった構造体にも採用することが可能です。梁にはまっすぐ育つ針葉樹が適しており、スギやベイマツ、カラマツ、ジマツ、エゾマツ、レッドウッドなどが使われます。柱には腐りにくく歪みが少ないスギやヒノキが使われます。
集成材とは
集成材は小さな木材同士を接着剤で貼り合わせることで成形した木材で、反りなどの変形が少ないことが特徴です。集成材は無垢材と比べて価格が安い上に規格化がされていて強度が安定していることから、構造体だけでなく内装材や家具などあらゆる場所で採用されています。
木材はどこからくる?原産国や製材
木造注文住宅を建てる際に使用する木材は約7割が輸入材とされています。これらの木材は主にカナダ、アメリカ、マレーシア、インドネシア、欧州、ロシアから輸入されています。その他にもオーストラリア、チリ、ニュージーランド、中国など世界中から日本に木材が集まっています。
そして輸入された木材は製材所で「製材」されます。製材とは原木から切り出した丸太を、一枚板や角材などの状態に加工する工程作業を言います。
こうして海外から運ばれた木材は部材となって、木造注文住宅の一部として使われることとなるのです。
ウッドショックの原因と製材所
世界的に木材の需要が高まった結果、木材の価格が高騰する「ウッドショック」が起きています。そして建設木材の多くを輸入材に頼る日本ではウッドショックの打撃を大きく受けて、価格の高騰、納期や工期の遅れが発生しています。
そのため今回のウッドショックを経たこれからの日本の製材所には、輸入した木材の加工だけでなく国産材の流通に向けた新たなサイクルを構築することが求められます。
ウッドショックとは
2023年3月から、世界的に木材の価格が高騰する「ウッドショック」が起きています。
今回のウッドショックはアメリカやヨーロッパ、中国での木材需要の拡大と、コロナウイルスによって生産の停滞や輸送コンテナの取り扱いが減少してしまったことが原因です。世界的に木材が手に入りにくい状況となった結果、建設用木材の7割を輸入に頼っている日本では木材の流通が不安定となっています。
そして建築業界では納期の遅延や工期の遅れ、価格の変更による施主や発注者とのトラブルが頻発しています。ウッドショックが続くことで住宅・建設会社の資金繰りが追いつかず多くの企業が倒産するリスクもあることから、ウッドショックは一国の有事とも言える大きな社会問題と言えるでしょう。
ウッドショックは価格高騰ピークに達した後で下落傾向があるものの、木材の値段はウッドショック前と比較して高止まりが続いているのが現状です。そのため今後の日本では、輸入材に頼りすぎることなく国産材に切り替えていくことが求められます。
製材所の役割
現在の製材所では主に製材・乾燥・プレカットの工程が行われ、木材の加工が主な仕事となっています。これまで、建設用木材の約7割を輸入に頼ってきた日本は、今回のウッドショックの打撃を受けたことで、改めて国産木材を取り入れていく必要性が叫ばれるようになりました。
そこでこれからの製材所には木材の加工だけではなく、人工林の植樹、栽培などを積極的に採用して継続的に国産材を提供できるサイクルを作り出すことが求められます。
注文住宅を依頼するなら木を知り尽くした工務店
木造注文住宅は木材の特性を熟知した工務店に依頼することで、より木の魅力を感じられる家づくりが実現するでしょう。
旭木材工業とは
旭木材工業は昭和23年に製材業から始まり、現在は建設業を中心に木材業・製材業も行う木材を熟知した福井にある工務店です。自然と調和する木造住宅ならではの良さを残しつつも断熱性能へのこだわりを持ち、木材のもつ住み心地の良さと機能性を兼ね備えた家づくりをモットーとしています。
製材所から始まった旭木材ならではの木の魅力を活かした家づくり
旭木材工業は伝統的な木造軸組枠組工法の住宅を提案しており、自然光や風通しを重視した、昔ながらの木造住宅の暮らしを大切にしています。
そして製材所から始まった工務店だからこそ木材の持つ特性を理解して、効率的に家づくりに取り入れることができるのが魅力です。旭木材工業の家づくりは無垢材もデザインの中で積極的に採用し、木材の温かい風合いや手触りを感じられる家づくりを実現しています。
木造注文住宅を検討する際、木材の特性を理解し、熟知した工務店に依頼することが重要です。福井に拠点を置く旭木材工業は木材業や製材業も行い、自然と調和する木造住宅を提案しています。伝統的な木造軸組枠組工法を用い、自然光や風通しを重視する家づくりに取り組んでおり、無垢材をデザインに積極的に取り入れ、木材の温かい風合いと機能性を組み合わせた住み心地の良い家を提供しています。
福井県で木造注文住宅をご検討中の方は、木材業・製材業も行う工務店など、理想のデザインや構造を実現できる木材を熟知した住宅メーカーを見つけてみてはいかがでしょうか。