家づくりの手順とは?住宅会社の種類や特徴及び選ぶポイントを解説
2023/11/30
マイホームを建てる際、住宅会社に全てを委ねるとトラブルの可能性もあるため、家づくりの手順やポイントを理解しておくことが重要です。福井県内で注文住宅を検討する方は、まず情報収集と予算の決定から始めましょう。
モデルハウス見学は実際の間取りや設備を確認する上で有益です。住宅会社の選定は慎重に行い、安全性やアフターケアの充実度、デザイン提案力などを考慮してください。担当者との相性も重要で、理想の家を実現するためには信頼できるパートナーを見つけることが大切です。
家づくりの手順を紹介!注文住宅取得の基本的な流れを理解する
マイホームを建てたいと考えている方の中で、注文住宅を検討している方もいるでしょう。初めてのマイホームとなると何から手をつけたらよいのか、分からない方も多いかもしれません。
家を建てるといっても住宅会社に丸投げするのは、トラブルにつながる可能性もあるため、非常に危険です。例えば、住宅会社が提案したプランや見積もり通りに家が建たない、工期が遅れる、施工ミスや欠陥があったなどのトラブルが発生する可能性があります。家づくりの順序やポイントを押さえておくと、万が一の際でも慌てずに対処できます。
福井県内で注文住宅を検討している方は、家づくりの手順やポイントを押さえて、素敵なマイホームを建てましょう。
情報を収集して予算を決める
初めに、注文住宅を建てる際は、情報収集と資金の準備が必要です。家づくりをする前にどんな家にしたいのか、予算はどのくらい用意できるのか決めておかなければなりません。
どんな家にしたいのかは、カタログや工務店などのホームページはもちろん、モデルハウスの見学に足を運ぶのもおすすめです。モデルハウス見学のメリットは、家の広さ・高さや機能面を実際に見ることができるため、イメージが掴みやすく、失敗を防ぐことができる点です。例えば、キッチンや洗面所などの動線が使いやすいか、収納スペースは十分か、家族で暮らすのに適した間取りかなどを実際に確かめることができます。
間取りや住宅設備、住宅ローン、補助金制度などについてプロに相談できるのもモデルハウス見学のメリットです。
予算を決める際は、賃貸で暮らした場合の家賃と比較した上で、貯金や身内からの支援金なども含めて計算しておくとよいでしょう。予算シミュレーションなどのサービスもあるため、利用するとスムーズに計算できます。
建築を依頼する住宅会社を決める
情報収集と予算設定を終えた次は、住宅会社の選定です。住宅会社は家づくりの中でも重要なポイントのため、慎重に選ぶ必要があります。
住宅会社を選ぶ際は、工務店とハウスメーカーの違いや特徴をしっかり理解した上で、担当者との相性、実績なども加味して依頼しましょう。
土地探し・プランニング・詳細の見積もり相談
そして家づくりで重要なのが土地探しです。工務店やハウスメーカーへ土地探しの依頼が可能なため、自分で見つけるのが難しいという方は依頼したほうが安心かもしれません。
土地探しは大体4ヶ月~1年ほどかかるケースが多いです。あまり土地選びに時間をかけてしまうと、建築コストや住宅ローンの金利が上昇してしまう可能性もあります。
工務店やハウスメーカーに土地探しを依頼しつつ、自分でもポータルサイトなどを利用して探してみるのもおすすめです。
土地が決まったら住宅ローンに申し込みしましょう。住宅ローンは、事前審査と本審査の2段階の審査があり、これを通過しなければ融資を受けられません。
事前審査に3日〜4日、本審査に1日〜2週間ほどかかるため申し込みを忘れないよう注意が必要です。
情報収集から建築会社の選定まで1〜3ヶ月ほどかかります。
プランニングは、家づくりの第一歩でもあるため、こだわりたいものです。
特に工務店の場合は特定のプランがないところが多いため、可能な限り施主の要望が反映されます。そのため、なかなか間取りや設備などが決まらず時間がかかってしまうことも多いです。
事前にマイホームに求める条件の優先度を決めておくと、プランニングもスムーズに進めやすくなります。
住宅会社との契約及び住宅ローン契約
プランが決まったらいよいよ住宅会社と正式な契約が始まります。
建築工事請負契約を結ぶ必要があります。契約締結しなければ施工に入れません。締結時には書類でのやりとりがメインとなります。担当者に内容や書類の種類など、事前に確認しておくと安心です。
この契約は、施工中にプランを変更する場合、契約を結び直す必要があります。中には変更できない場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
また、住宅ローンの本審査もこのタイミングで実施されます。主に事前審査の内容の確認と支払い能力、健康状態、収入の安定性をチェックされるため注意が必要です。
本審査終了次第、金融機関との契約、着工となります。大体施工には3ヶ月~6ヶ月、引き渡しまでに1ヶ月かかるとされています。依頼先によっては1年以上施工がかかるケースもあるため、担当者と念入りに打ち合わせをしておくことが大切です。
家づくりの手順で最も重要な住宅会社の種類3選
建築工事を請け負ってくれるのは、大きく分けるとハウスメーカー、工務店、建築士(設計事務所)の3つです。それぞれ特徴が異なり、コストや工期など細かな部分にも違いがあります。特徴をしっかり理解してから依頼をしましょう。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは、各地に営業所があり全国対応しているのが特徴です。設計から完成までシステム化されているため、施工から完成まで短期間で済みます。
また、アフターフォローも標準化されているため、定期点検などもメーカー側から連絡してくれます。
ただし、ハウスメーカーは広告費なども力を入れているため、その分施工費が高くプランの自由度も低いです。
建築会社を選ぶ際は、最初から1社に絞らず複数社に見積もりを依頼して決めると、失敗することなくマイホームを建てられます。
工務店
工務店は、地域密着のところが多く、限られたエリアでのみ施工を行っているのが特徴です。そのため、地域によっては依頼できないことも多いです。
工期もハウスメーカーと比べると長期になる傾向にあり、アフターフォローの品質も会社によってばらつきがあります。そのため、事前に確認しておくと安心です。その一方で、広告費などがかかっていないため施工費を抑えられ、プランも自由度が高いのが特徴です。
希望の間取りや設備を取り入れつつコスト削減が可能な点が工務店の魅力といえます。
建築士(設計事務所)
建築士(設計事務所)は、施主のニーズを引き出しつつ個性的なデザインでハウスメーカーや工務店よりも詳細なプランを提案してくれるのが特徴です。
コミュニケーション面は、担当してくれる建築士と相性が合えばスムーズに進みますが、合わない場合は時間がかかってしまいます。そのため、自分と合ったデザイン性の設計事務所を選ぶのが大切です。
また、アフターフォロー面もよいところが多いですが、実績や口コミなどをチェックしてから決めるとよいでしょう
住宅会社を選ぶポイントを紹介!納得できる家づくりの手順のために
理想の家を実現するために、住宅会社を選ぶ際に押さえるべきポイントがいくつかあります。
住宅の安全性の保証及びアフターケアの充実ぶり
家は経年と共に劣化していく箇所が出てくるため、保証やアフターフォローが充実している住宅会社を選んでおくと、一から手配する必要もありません。不具合が発生した場合でもすぐに対応してくれる会社もあるため、依頼する際はアフターフォローのサービス内容をしっかり確認しておくと安心です。
好みの住宅素材やデザインを提供してくれるか
自分好みのデザインであるかが家づくりで重要なポイントのひとつです。会社も得意不得意なデザインの分野があり、会社により取り扱っている素材・住宅設備なども異なります。選ぶ際は、ホームページなどの情報を事前に確認し、相談時点で担当者に質問するのがおすすめです。
営業担当者との相性や提案力は良いか
担当者とは相談から完成まで長い期間、接しなければなりません。プランニングをスムーズに進めるためにも、自分との相性や提案力が優れているか、相談しやすいかどうかが重要です。また、分からないところなどを質問した際に、きちんと質問に答えてくれるかもポイントです。
マイホームを建てる際の手順とポイントをご紹介しました。まず、情報収集と予算設定が大切です。どんな家が欲しいかを考え、予算をしっかり決めましょう。
次に、大切なのは住宅会社選びです。ハウスメーカー、工務店、建築士(設計事務所)の違いを理解し、担当者との相性や実績も考慮しましょう。
土地探しと住宅ローン申し込みも忘れずに行います。プランニングが決まったら住宅会社との契約、そして住宅ローンの本審査が行われます。 最後に、施工が始まりますが、住宅会社の種類によって工期やコストに違いがあるため、選定時に注意が必要です。理想の家づくりのためには、安全性とアフターケアの充実、好みの素材やデザインの提供、営業担当者との相性や提案力が重要なポイントです。