木材を良く知っている若狭町の住宅メーカーに聞く!木造住宅のメリットとは?
2023/06/12
これから若狭町周辺で家を建てようと考えている方の多くは、木造住宅を検討しているのではないでしょうか。実際に日本では、戸建て住宅のうち7~8割が木造住宅だと言われているほどです。そのため、現在までに様々な木造建築の工法が確立されており、ほとんどの住宅メーカーが木造住宅に対応しています。
ではどのように住宅メーカーを選べばよいのでしょうか。ここでは、木造住宅の特徴や工法、木造住宅メーカーを比較するポイントについてご紹介します。
木造住宅の特徴とは?
木造住宅とは、壁や柱など建物の主要部分に木材を使った住宅を差します。通気性や調湿性、断熱性に優れているのが特徴です。
木材は季節によって湿度に差がある日本の気候に適しており、現代までに多くの木造建物が建てられてきました。そのため、木造住宅の工法も多岐に渡ります。ここでは3つの工法をご紹介しましょう。
木造住宅の工法
木造住宅には以下の3つの工法があります。
・木造軸組工法(在来工法)
木材の柱や梁で骨組みを作り、屋根や壁を取り付ける工法です。間取りの自由度が高い特徴があります。
・木造枠組壁工法(ツーバイフォー工法)
北米から輸入された工法で、2×4インチの木製パネルを組み合わせて建築する工法です。耐震性や断熱性に優れるという特徴があります。
・木造ラーメン工法
木材の柱や梁を、金属のボルトや鋼板を使って接合する工法です。木造軸組工法と同様、間取りの自由度は高いのですが、施工できる業者が限られています。
木造住宅のメリット
住宅の建築構造には木造の他に、鉄筋コンクリート造、鉄骨造などがあります。木造住宅は、これらと比較して以下の3つのメリットがあります。
・費用を安く抑えられる
他の建築構造と比べて工事に必要な機材や工程が少ないため、施工費を安く抑えられます。
・調湿性が高い
木材は湿度が高ければ湿気を吸い、乾燥すれば湿度を放出して、室内を常に快適に保ちます。
・断熱性が高い
木材はコンクリートや鉄筋と比べて、外気の温度の影響を受けにくいという特徴があります。
木造住宅に長く快適にすむコツ
多くのメリットがある木造住宅ですが、以下のような注意点もあります。
・シロアリの被害を受けやすい
・耐用年数が短い
これらを回避するには、定期的なメンテナンスが必要です。壁や屋根の塗り替えや、防虫剤の散布などを行うことで、長く快適に住むことができるでしょう。
木造住宅メーカーの比較ポイント
たくさんの木造住宅メーカーの中から、よりよい業者を見つけるには、以下の5つのポイントに注目しましょう。
工法
上述したように、木造住宅には主に3つの工法があります。住宅メーカーを選ぶ際には、建てたい家に合った工法に対応しているかどうかが重要なポイントです。
自由な間取りにしたいなら「従来工法」、費用を安く抑えたい場合や、工期を短くしたい場合は「ツーバイフォー工法」、広いリビングや吹き抜けを作りたいなら「木造ラーメン工法」が適しています。
建材
木造住宅は使用する建材によって性能や特徴、値段などが異なります。住宅メーカーがどのような建材を使っているのかをチェックし、建てたい家に合った業者を選ぶことが大切です。
耐震性能
地震の多い日本では、耐震性能の高さも重要なポイントです。
住宅の耐震性能は、2000年に国土交通省が定めた「住宅の品質確保の促進などに関する法律(品格法)」による「新築住宅の住宅性能表示制度」に基づいて表されます。
近年では、新築住宅の耐震性を「耐震等級」で評価するのが主流です。もっとも高いのが耐震等級3、次いで耐震等級2、耐震等級1の順です。耐震性の高さを重視するなら、住宅メーカーが提示する耐震等級の数字に着目しましょう。
気密性や断熱性
住宅の快適性においては、暑さや寒さを防ぐ「気密性」や「断熱性」も大切なポイントです。上述した「住宅性能表示制度」では、住宅の気密性や断熱性を「断熱等性能等級」として数段階に分けています。
数字が大きいほど、高気密・高断熱であること意味し、例えば高い断熱性を求められる「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅」では、断熱等性能等級5が必須です。2022年からは、さらに等級6や7も創設されました。こちらも住宅メーカーを比較する際にチェックするとよいでしょう。
アフターフォロー
住宅メーカーを選ぶ際にはアフターフォローの手厚さも比較すべきポイントです。品格法では全ての新築住宅に10年間の補償が義務付けていますが、住宅メーカーによっては補償期間の延長、あるいは定期的な点検サービスなどを提供している場合があるからです。長く住むならメンテナンスは不可欠となりますので、アフターフォローが充実している業者を選ぶことをおすすめします。
木材に精通する旭木材工業株式会社
製材業からスタートした旭木材工業株式会社は、木造住宅に特化した住宅メーカーです。
昭和21年に製材業の旭木材工業として誕生し、昭和43年まで20年以上に渡って丸太の仕入れから加工までを自社で行ってきました。培った木材のノウハウを活かして木材の良さをより広く伝えたいという思いから、昭和56年に工務店として木造住宅づくりを開始します。業務内容の80%が建設業となった現在も、木材の良さを活かした昔ながらの住宅造りを大切にしており、新しい工法も積極的に取り入れながら地元を中心に発展している業者です。
そんな旭木材工業株式会社は、材木店から始まった強みを活かして、こだわり抜いた住宅を丁寧に建てています。とくにこだわっているのが次の3つです。
・基礎断熱
基礎工事と同時に、気密性も断熱性に優れた地下空間を造る「タイト・モールド」は、冬の底冷えや結露を解消するだけでなく、秘密基地のような地下室も得られる優れものです。
・木材
蓄積してきた木材のノウハウと木材それぞれの特性を最大限に活かして、住宅に取り入れています。木材をふんだんに使うだけでなく、金属素材をアクセントとした現代的なデザインまで、ユーザーの好みにとことん寄り添った家づくりを実現しています。
・木造軸組工法
木材の良さを最大限に活かす伝統的な木造軸組工法を基本にしながら、現代の新しい工法も取り入れて常に進化し続けています。
木造住宅には建築コストが安く、断熱性に優れているなどのメリットがありますが、シロアリの被害を受けやすいなどのデメリットもあります。木造住宅に快適に長く住むためには、定期的なメンテナンスが必要です。
そのため、長く快適に住める住宅を建てるには、住宅メーカー選びが重要です。工法や建材、耐震性、気密性や断熱性、補償やサポートなどを考慮して検討しましょう。