【敦賀市・美浜町・若狭町・小浜市】木造住宅を建てる魅力は?おすすめの会社も紹介
2023/09/24
福井県は自然に恵まれた美しい地域で、東尋坊や三方五湖をはじめとする風光明媚な観光地が多い県として知られています。さらに福井県は平均寿命や教育水準、有効求人倍率、社長輩出率の分野においてトップクラスで、持ち家率も高いのが特徴です。また、日本総合研究所の「全47都道府県幸福度ランキング」では何度も日本一に輝き、「幸福度日本一の県」と言われています。
木造住宅を建てる3つの魅力
画像出典:フォトAC
ここからは、木造住宅を建てる魅力を、3つにまとめて解説します。
- 建築費用をおさえられる
- 断熱性・調湿性に優れている
- デザイン性の高い家を建てられる
建築費用をおさえられる
建築費用をおさえられる点は、木造住宅を建てる魅力の1つです。
木材は鉄骨や鉄筋コンクリートと比較して、安い傾向にあります。材料費を低くおさえられるため、木造住宅は建築費用をおさえられるのです。
2023年度に国土交通省が公表した『建築着工統計調査』によると、建築費の水準は構造別に次のような値になります。
木造 | 69.8 万円/坪 |
鉄骨 | 98.4 万円/坪 |
鉄筋コンクリート | 107.4 万円/坪 |
もちろん建築費用には材料費以外にも、地盤改良工事といった別途工事費がかかるものの、材料費の割合は大きいのです。
断熱性・調湿性に優れている
断熱性・調湿性に優れる点も、木造住宅を建てる魅力の1つです。
木材は鉄やコンクリートと比べると熱伝導率が低いため、外気の温度を内部に伝えづらい特徴(断熱性)があります。また、湿度が高い時は吸湿し、湿度が低いと水分を放出する(調湿性)のです。
そのため、木造住宅では湿度を調節し、夏は涼しく冬は温かい室内を作りやすくなります。
快適と感じるのは、温度と湿度がコントロールされた環境です。木造住宅なら、断熱性・調湿性に優れた家づくりができます。
デザイン性の高い家を建てられる
デザイン性の高い家を建てられることも、木造住宅を建てる魅力の1つです。
木造建築工法の変化に伴い、耐震性とデザイン性を兼ね揃えた家づくりができます。柱や筋交いで強度を保つ以外にも、壁で支えたり柱や梁で建物を支えるといった工法の選択が可能です。
そのため、間取りの自由度以外にも外壁にも制限がありません。ただし、鉄筋コンクリート住宅では型枠にコンクリートを流し込む工法のため、外壁はコンクリート以外に選択肢はないのです。
木造住宅なら、間取りや外観を自由に選べるため、デザイン性の高い家を建てられます。
賀市・美浜町・若狭町・小浜市で建てる注文住宅のポイント
画像出典:フォトAC
福井県は木の芽(きのめ)峠を境に嶺北エリアと嶺南エリアの2つのエリアに分かれています。嶺北エリアは福井市、あわら市、越前市等があり、東部には標高1,000メートル以上の高い山が連なります。これらの山から九頭竜川、火野川、足羽川へと土砂が流れて福井盆地や大野盆地、勝山盆地を形成しています。
一方嶺南エリアは敦賀市、小浜市、若狭町、美浜町は海岸線が入り組んでいて、小さな平野が細長く続いているのが特徴です。
敦賀市は舞鶴、京都、金沢方面への高速道路や鉄道の分岐点として、古くから政治や交通の要所として機能していました。
県内には東尋坊や白山等の美しい自然景観や、曹洞宗の大本山の永平寺や越前大野氏の五箇荘合掌造り等が歴史的な文化遺産も数多く存在します。
また、日本で発掘された恐竜化石の8割は福井県で発見されています。
勝山市にある日本最大級の恐竜化石現場には、世界三大恐竜博物館の「福井県恐竜博物館」があり、日本各地から多くの恐竜ファンが訪れる人気スポットです。
気候は福井県は冬場に日照が少なく降水量が多い日本海気候に属しています。
冬は冷たく乾燥した空気が大陸より吹き出て、日本海を渡る際に海からの水蒸気と熱を取り込むため雪が降ります。
特に連南エリアの勝山市、大野市の一部や嶺北エリアの奥越地域は日本有数の豪雪地帯として知られています。
これに対して、嶺南エリアや日本海側は対馬海流の影響を受けるため、嶺北エリアに比べると降雪量は少ないですが、夏は気温が高いのが特徴です。
福井県のように冬は雪が降り、夏は気温が上がる地域での住まいづくりには断熱材等を用いて隙間をできるだけなくして、外気の侵入を防ぐ「高断熱高気密」が非常に重要です。
基本的に冷気は下に溜まる性質があるため床暖房を設置すると、寒い冬も快適に過ごせるでしょう。
そして、雪対策も忘れてはいけません。
積雪対策としては、積雪地域では屋根に積もる雪を地面に滑り落としやすくするために、屋根を急斜にしています。他には屋根に雪が積もることを想定して積雪荷量を計算した家づくりが大切です。
敦賀市・美浜町・若狭町・小浜市エリアに適した木造住宅とは
かつての日本では、「風通しの良い夏をベースにした、家づくり」が基本でした。
これは、日本の気候が高温多湿であることが関係しており、冬は厚着して過ごして、夏をどのように快適に過ごすのかを考えて作られています。
実際に、昔の木造住宅は風通しを良くするために基礎構造から隙間を作り、木材を乾草させて長持ちさせるようにしていました。
しかし、北海道に開拓民が住むようになると、状況は変わっていきます。
北海道や東北地方のような冬の寒さが厳しく、積雪の多い地方では隙間があり通気性の良い住宅は命に関わります。
こうしたことを受けて政府は1853年(昭和28年)に「北海道防寒住宅建設等促進法(寒住法)」が制定されます。これを受けて法律ものもとで寒冷地に適した防寒に優れた家づくりが奨励されるようになりました。
そして、もうひとつは1973年と1978年に起こった二度のオイルショックは、日本においても大きな影響を与えたことです。
オイルショックの影響で石油価格が高騰し、特に寒冷地では冬に石油ストーブが主流であったため灯油価格が高騰して大きなダメージを受けます。
そして、1980年には日本で初めて「省エネルギー基準」が設けられます。
これは、全国を気象条件に基づいて5つの地域に区分して、各地域ごとに断熱性や日射遮遮蔽の基準を設けたものです。
この時期は、日本の住宅性能においての転換期となり、これ以降住まいの高断熱や高気密の概念が浸透していきました。
住宅の断熱性を高めるためには、窓や壁などに外気の影響を受けにくい建材を使用して、建物内の温度を外へ逃がさないようにします。木造住宅において断熱性高めるには、窓枠はアルミサッシではなく「樹脂サッシ」もしくは「アルミニウム樹脂複合サッシ」がおすすめです。
樹脂サッシの熱伝導率はアルミサッシに比べると1/1000と低いため、断熱性が向上します。また、窓には「Low-E複合ガラス」等の高断熱性ガラスを採用するとさらに効果的です。
建物の断熱性の値は「Ua値(外皮平均熱貫流率)」と「Q値(熱損失係数)」があり、現在は1999年に改正された「次世代省エネ基準」からのUa値が使用されています。
気密性を高めるには建具やサッシに気密性の高い建材を選びます。
気密性能を表すのは「C値(隙間相当面積)」で、C値の数値が小さいほど気密性が高く、一般的にはC値が1.0以下で高気密住宅と言われます。
気密測定試験は建物の気密性を確認するには有効的な方法で、工事中と完成後に2回おこなわれるのが理想的です。
敦賀市・美浜町・若狭町・小浜市エリア高性能な木造注文住宅の施工を手掛ける施工会社
冬は寒くて雪が降り、夏は気温が上がる福井県で高性能な木造注文住宅を建築する際には、地域の特性を知る施工会社がおすすめです。
- 旭木材工業株式会社
- 夢源建築有限会社
- SUEHIRO=HOME
それぞれの会社を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
◇旭木材工業株式会社
出典:旭木材工業株式会社
項目 | 詳細 |
会社名 | 旭木材工業株式会社 |
所在地 | 福井県三方上中郡若狭町鳥浜40−13−7 |
設立年 | 昭和23年 |
対応エリア | 若狭町・美浜町・敦賀市・小浜市 |
公式サイト | https://asahi-mokuzai.com/ |
旭木材工業株式会社は敦賀、美浜、若狭、小浜エリアを中心に施工している地域密着型の施工会社です。同社は昭和21年から製材所を運営し、厳格な管理の元で家づくりの木材を提供していました。
70年以上の長い歴史で培った知識とこだわりを元に、木が持つ特性を最大限に活かして和装建築をはじめ多彩なデザインの提案が可能です。
また、断熱性能を向上させるために基礎断熱工法(タイル・モールド)を採用し、屋根や壁には吹付発泡剤による断熱工事を行なって気密性能を高めます。
お客様がイメージしやすいようにと、平面図や立面図の他に3Dパースを作成して外観や内装を360℃見ることも可能です。
そして、内装・外装は図面にて仮決定をし、建築途中に現場で確認をおこない最終決定。追加・変更にも柔軟に対応し、理想の家を追及しています。
なお、下の記事では旭木材工業株式会社の口コミ・評判を紹介しているので、あわせて参考にしてください。
口コミ
こういう部屋にしたい」というイメージもすでにあったので
一つ一つ希望に沿った材料を使っていただき、理想の部屋にできてすごく満足しています。
引用:出典:旭木材工業株式会社
施工事例
出典:旭木材工業株式会社
木の温かみを感じるガーデニングハウスです。
フラワーガーデンの作業や休憩スペースに最適であり、木のぬくもりを感じられるため、リラックスできる空間に仕上げました。
◇夢源建築有限会社
出典:夢源建設有限会社
項目 | 詳細 |
会社名 | 夢源建設有限会社 |
所在地 | 福井県三方上中郡若狭町安賀里57-3-1 |
設立年 | 1996年 |
公式サイト | https://www.mugenkenchiku.com/ |
夢源建設有限会社は、無垢材を加工して家づくりをするため、自然のままの木材を使う工務店です。集成材を使わないため、接着剤に含まれる化学物資でシックハウス症候群やアトピー性皮膚炎といった健康被害を受ける心配はありません。
また、快適で安全な住まいを提供するために、4つのこだわりの建材を標準仕様にしていることも特徴のひとつです。木材は質感が柔らかく、触り心地が優れているヒノキやスギの無垢材を使用して木のぬくもりを感じ、安心して住める家づくりを提供しています。
他にも、断熱材には高断熱・高気密を実現させるためにホルムアルデヒド等の有害物質を含まない体と環境に優しい「パーフェクト・バリア」を採用。
壁には調湿性に優れている漆喰の原料となる消石灰を用いて冬の感想や夏の湿気を防ぎ、部屋の温度を快適な温度に調整します。
加えて、内装には米ぬかから作られた天然塗料の「キヌカ」を、そして外装には木の劣化を抑制する国内産の自然塗料「いろは」を使用。お客様が、快適で健康に過ごせる住まいづくりを目指しています。
口コミ
進めていく中で言いにくいことも出てきたのですが、やっぱり言わないで後悔するより、言ってからどうするか考えたほうがいいと思ったので、無理なことでも伝えさせてもらいました。
Lineでも連絡していたので、その環境も大きかったと思います。何でもすぐに伝えやすかったので、細かいところまでしっかり形にしてもらえました。
引用:夢源建設有限会社
施工事例
出典:夢源建設有限会社
無垢材・天然塗料にこだわる自然派バリアフリーの木造住宅です。
階段を低めで緩やかに設定し、年を重ねた人も小さな子どもも安心して上れる環境を整えています。また、2階は将来を見据えて、カスタマイズしやすい作りにしました。
◇SUEHIRO=HOME
出典:SUEHIRO=HOME
項目 | 詳細 |
会社名 | 末広建設株式会社 |
所在地 | 福井県福井市花堂東1丁目16-10 |
設立年 | 昭和48年 |
公式サイト | https://www.suehiro-kensetsu.com/ |
SUEHIRO=HOMEは木造軸組工法で施工し、3つの建築プランから選択する工務店です。建築プランはスタンダード・ハイクラス・プレミアムがあり、予算やこだわりに応じて最適なプランを選べます。
40年以上にわたり福井にて家づくりに携わり、流行に左右されない福井の鯖江、越前地域の厳しい環境に適した「高品質な末永く暮らす家」を提供しています。
高機能な住宅を提供するために、しっかりとした工法・基礎を採用していることも特徴のひとつ。高断熱・高気密などの機能性の高い家づくりや健康住宅、省エネルギー住宅にも対応可能です。
また、注文住宅のための土地探しから資金計画、リフォームなど住まいづくりに関する全てのことに対応しているので安心です。
代表自らがコミュニケーションを取り、一級建築士、二級建築士と共に直接会話をしながらスムーズな設計、施工ができるため、お客様の希望を反映できるのも強みです。
口コミ
木目が美しくキズが付きにくいのが特徴。
寒い冬に素足で歩いてもヒヤッとせず、ぬくもりが感じられます。
引用:SUEHIRO=HOME
施工事例
出典:SUEHIRO=HOME
リビングから天井までつながる吹き抜けがある家です。また、床や柱に無垢材を利用するといったこだわりもあります。
「幸福度日本一」として知られる福井県。
福井県は冬に積雪があり寒さが厳しいけれども、夏は気温が高く、冬と夏の気温差が激しい特徴があります。
そのため、福井県で注文住宅を建てる際には、一年を通じて室内の気温を快適に維持できるような優れた断熱性と気密性が必要です。
こちらで紹介した施工会社はどの会社も福井県の厳しい気候を熟知していて、その気候に適した住宅を提供しています。