福井で注文住宅を建てる!地元工務店の特徴と業者選びの注意点とは?
2023/12/22
住宅建築において、地元工務店と大手ハウスメーカーの対比はデザイン、性能、コストに表れます。大手メーカーは標準仕様が規定され、選択の余地がある一方、地元工務店は地域に密着し、柔軟にデザインに対応します。
工務店がコストを抑えられる理由としては、人件費や広告費の節約、モデルルームの不設置、自社施工の採用が挙げられます。また福井での地元工務店選びには、自社施工の確認、営業担当者の信頼性、保障制度の確認が重要です。
地元工務店と大手ハウスメーカーとの違い
デザイン面の違い
大手ハウスメーカーの場合、規格や仕様などがある程度決まっています。それらの中から、自分にあったタイプをチョイスするという方式が多く採用されています。
一方、地元工務店は、地域密着型なのでデザイン面ではある程度顧客の要望に沿った形で進められます。
性能面の違い
性能面では、地元工務店と大手ハウスメーカーいずれの場合も耐震等級3以上の「長期優良住宅」が標準仕様とされている場合が多いです。床暖房や、壁や天井の断熱材などはオプション制になっている可能性も高いので、予算と相談して決めることをおすすめします。
コスト面の違い
大手ハウスメーカーではコスト面で、ブランド力がかなりの割合を占めています。したがって大手ハウスメーカーの中でもブランド力の差によって、全体的なコストに差が出てしまう場合も多いです。性能面では、さほど差はありませんが、コスト面では地元の工務店のほうが多少低い予算でマイホームを建てられます。
地元工務店の方がコストを抑えられる理由
人件費・広告費が安い
地元工務店は、地域の人との関わりが深いため評判の良し悪しもすぐに広まってしまいます。また人件費や広告費も大規模な経営を行っているわけではないので、かなりのコストカットがなされています。
例えば、必要以上に従業員を雇うことは少ないです。また広告費についても地元の回覧板に広告を出す程度で、高額な広告費を支払ってテレビや新聞で宣伝するといった工務店も少ないです。
モデルルーム・ショーハウスを準備しない業者が多い
地元工務店の場合、大手ハウスメーカーのようにモデルルームやショーハウスを準備するほどの余裕はないという工務店が多いです。大々的な宣伝をしなくても、地域の人同士の口コミや評判などでの宣伝で十分という考えの工務店は少なくありません。そうした点も住宅価格を抑えることが可能な要因だといえます。
自社施工をしている業者が多い
地元工務店では、仲介業者や下請け業者を雇うという工務店は少ないです。そのため仲介手数料といった余分な費用が発生しません。その上、自社で施工完了まで請け負っている工務店がほとんどです。大手ハウスメーカーのように、社員は数名であとは下請け業者にお任せするという仕組みではないので、かなりのコストカットが可能です。
地元の地域に事務所を構えている
地元工務店は地域密着型なので、他府県に事務所を構えているというケースは少ない傾向にあります。施工現場と事務所が比較的近いので、資材の移動費や輸送費もかなり抑えることができます。
さらには、万が一突発的なトラブルが発生した際にも、すぐに対応ができるのでその点も地域密着型の利点としてあげることができます。
地元工務店を選ぶ4つのポイント
ここからは、地元工務店を選ぶポイントを、4つにまとめて紹介します。
- 対応エリアを確認する
- プランニングがあうのか見極める
- 完成した建物や施工中の現場を見学する
- 経営状況を確かめる
対応エリアを確認する
対応エリアを確認することは、地元工務店を選ぶポイントの1つです。工務店は管理コストを削減して低価格での建設を実現するために、対応エリアが狭いことが数多くあります。
知人や利用者からの口コミが良く紹介が可能であるとしても、対応エリア外に家を建てるのであれば、施工を引き受けてもらえません。
もちろん、工務店のなかには対応エリアが広いところはあるものの、地元に密着した工務店も数多くあります。そのため、地元工務店を選ぶ際にはホームページを確認したのちに選ぶのが賢明です。
プランニングがあうのか見極める
プランニングがあうのかを見極めることも、地元工務店を選ぶポイントの1つです。プランニングがあうかは、コミュニケーションの取りやすさにより異なります。
担当者が間取りや外観の要望を正確に聞き取り、プランに反映させる地元工務店でなければ理想的な家を建てられません。
数多くのプランを立てた地元工務店なら、豊富な経験があるため、うまく表現できない要望や希望を具体的な言葉で表してくれるところもあります。
プランニングがあうか見極めるには、自分の要望や希望をうまく汲み取れるといったコミュニケーション能力が高い地元工務店を選ぶのが賢明です。
完成した建物や施工中の現場を見学する
完成した建物や施工中の現場を見学することも、地元工務店を選ぶポイントの1つです。
仕事の丁寧さや正確性といった技術力に加えて、現場の整理具合や建物のデザインなどを確認すれば、安心して任せられる地元工務店なのか判断ができます。
多くの工務店では、モデルハウスでの見学会を実施しないことがほとんどです。そのため、気になる工務店が建てた家を実際に見たい場合には問い合わせを行い、担当者の了解を得る必要があります。
また、家の持ち主へ取り次いでもらい、実際に工務店利用者の感想や体験談を聞けると、さらに地元工務店を決める判断材料になりえるのです。
経営状況を確かめる
経営状況を確かめることも、地元工務店を選ぶポイントの1つです。家を完成させ、引き渡し後の点検やメンテナンスを実施するには、地元工務店の経営状況は重要です。
万が一、住まいを建設中に地元工務店が倒産すれば家を完成させられません。家の引き渡し後に倒産した場合は、定期点検やアフターケアを受けられなくなります。
家は完成したら終わりではなく長期的に住み続けるため、安心して生活ができるように経営状況が良好な地元工務店を選ぶのが賢明です。
地元工務店の経営状況を確認するには、ホームページなどで公表している年間の施工件数を確認します。施工件数が多いほど、安定した経営状況だと判断できるのです。
福井で地元工務店を選ぶ際の注意点を解説
原則的に自社施工を行うか確認する
福井で地元工務店を選ぶ際の注意点としては、原則的に自社施工を行っているかどうかの確認が重要です。大手ハウスメーカーの場合、全国的な規模で住宅施工を請け負っているとはいっても下請け業者にまかせっきりというケースがほとんどです。ところが地元工務店は、地域密着型で自社施工を行っているケースが多くあります。
その代わり、リフォーム業と兼ね合いで住宅施工の業務も行っているという業者になると、リフォーム業が主体で住宅施工は下請け業者に依頼をするという工務店もあります。そうしたことから自社施工の工務店であるかどうかのチェックは、契約前に行う必要があります。
自社施工の工務店であれば、施主との意思疎通がストレートに行いやすくなります。あるいは住宅施工が完成するまで、しっかりと最後まで仕事に責任を持って請け負ってくれます。
営業担当者の対応に信頼感があるかチェックする
営業担当者は、顧客の要望をしっかりとくみ取って住宅施工に反映させるという役目があります。営業担当者によって、顧客の要望が住宅施工に反映するかどうかが決定してしまうといっても過言ではありません。
最初に説明を受けた時点から契約に至るまでの間に、少しでも不安があれば要注意です。やはり営業担当者の仕事ぶりや信頼感は、マイホームを建てる際にも欠かせない重要ポイントであるといえます。
保障制度・アフターフォローの内容を確認する
住宅施工をした際には、基礎構造の欠陥や雨水の侵入などのトラブルが発生したら、引き渡しから10年間は修繕を無償で行うという瑕疵保証制度が設けられています。これは住宅施工業者に対して、「住宅瑕疵担保履行法」という法律で義務付けられています。そうした保証制度への対応に関しての確認も必要です。
また耐震補償制度は、法律で義務付けられてはいませんが、アフターサービス制度の一種です。品質保証の一貫として、耐震補償制度を完備しているとアピールしているハウスメーカーもあります。こうしたアフターフォローについては、契約前に十分に施工業者との間で打合せをしておくことも大切です。
福井で家を建てる際におすすめする地元工務店2選
ここからは、福井で家を建てる際におすすめする工務店を、2つにまとめて解説します。
- 旭木材工業株式会社
- 松栄建設株式会社
旭木材工業株式会社
出典:旭木材工業株式会社
項目 | 詳細 |
会社名 | 旭木材工業株式会社 |
所在地 | 福井県三方上中郡若狭町鳥浜40−13−7 |
設立年 | 昭和23年 |
対応エリア | 若狭町・美浜町・敦賀市・小浜市 |
公式サイト | https://asahi-mokuzai.com/ |
福井で家を建てるなら、旭木材工業株式会社がおすすめです。旭木材工業株式会社は製材業としてスタートしたのち建設業許可を得たため、木材へのこだわりが強い工務店です。
プランニングにも力を入れて、お客様と何度も打合せを繰り返しながら理想の間取りを実現します。
図面や担当者からの説明でイメージしづらいことがあれば、平面図や立体図に加えて3Dパース(奥行や高さを含めて空間全体のイメージを表現できるもの)を作成するため、納得感を得やすい環境が整えられています。
家の工事途中でも、変更や追加に対応するため、安心して任せられる工務店です。福井で家を検討している方は、旭木材工業株式会社に相談しましょう。
なお、下の記事では旭木材工業の評判や口コミを詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
口コミ
“「こういう部屋にしたい」というイメージもすでにあったので
一つ一つ希望に沿った材料を使っていただき、理想の部屋にできてすごく満足しています。
何より冬でもすごく暖かくて、リビングのエアコンひとつで
ほとんどまかなえていることにびっくりしています。”
引用:旭木材工業株式会社
施工事例
出典:旭木材工業株式会社
収納力とリビングの明るさを重要視した2世帯住宅です。各部屋に多めの収納を設けています。
また、南向きリビングにより日が差すように吹き抜けを採用し、基礎断熱と空気循環システムを導入したため、エアコン1台の運転で温かい家を実現しています。
松栄建設株式会社
出典:松栄建設株式会社
項目 | 詳細 |
会社名 | 松栄建設株式会社 |
所在地 | 福井県坂井市春江町藤鷲塚40-29 |
設立年 | 昭和48年 |
公式サイト | https://www.matsuei.co.jp/ |
福井で家を建てるなら、松栄建設株式会社もおすすめです。
松栄建設株式会社なら、福井の厳しい冬も快適に過ごせる『マッハシステム』を導入できます。家庭用エアコン1台で快適な温度の空気を家中に循環できるのです。
家を建てる前にマッハシステムを体験できる宿泊体験も実施しています。福井で家を検討しているなら、松栄建設株式会社に相談しましょう。
口コミ
”全部屋の温度が一定に保たれており、快適に過ごせました。IHが後ろにあり、キッチンが広くとても良いと思いました。広々としていて、子どもたちがあそぶにも良い広さと思いました。”
引用:松栄建設株式会社(宿泊体験より)
施工事例
出典:松栄建設株式会社
広いLDKで家族団らんを楽しめるU様邸です。リビングは家族が集まる場所だからこそ、広く作り快適な空間にしています。
快適なリビングを実現できれば、自然と家族が集まり会話が弾みます。
地元工務店と大手ハウスメーカーの違いは、デザイン、性能、コストの3つの面で現れます。大手メーカーは規格や仕様がある程度決まっており、その中から自分に合ったものを選ぶ方式が一般的です。
対照的に、地元工務店は地域に密着しているため、デザインは顧客の希望に柔軟に対応できます。性能面では、双方とも耐震等級3以上の「長期優良住宅」が標準仕様となっていますが、床暖房や断熱材などはオプション制で、コストに違いが生じる可能性があります。
コストの違いは大手ハウスメーカーがブランド力に依存しており、その差が全体のコストに反映される点が挙げられます。一方、地元工務店は人件費や広告費を抑え、モデルルームやショーハウスの準備をしないことが多く、自社施工や地域に事務所を構えることでコストを抑制しています。
地元工務店を選ぶ際の注意点としては、自社施工の有無、営業担当者の対応、保障制度やアフターフォローの内容を確認することが重要です。